こんな人におすすめ
- 留学をしたいけど、TOEICスコアが低い方
- TOEICがどんなテストか知らない方
- 留学中の生活に不安のある方
Musyaの英語力は?
この記事を読んでくれている方の多くは、TOEICスコアが低かったり、英語力に自信を持っていないと思います。
今から、留学にはTOEICスコアは必要ないと熱弁していくわけですが、「英語のできる人に何を言われても響かないよ」と感じる方が多いと思います。
ボクも色んな英語上達のサイトを見ている時はそのように感じていました。
そこで、最初にボクの英語力を紹介します。
TOEICスコアでいうと990点中640点です。
これを高いと思うか低いと思うかは人それぞれですが、英語圏のガーナで1年間も生活していて3分の2しか取れないのは、英語力がないと言ってもいいでしょう。
しかし、TOEICを受けた事が無い方や高校生はどのくらいのレベルかわかり辛いと思うので、覚えている範囲で過去の英語テストの結果も紹介します。

この表からは、ボクが英語を真面目に勉強して成果が出たのは、高校3年生の時だけだなとわかります。
つまり、高校生や大学生の時点でこの程度の成績の人は、ガーナで生活が出来ると思って大丈夫という事になりますね。
なぜ海外生活にTOEICは必要ないのか
ボクの英語力から見たらわかって貰えると思いますが、海外生活で必要な英語力とTOEICで必要な英語力は根本的に違います。
TOEICの試験内容を見ると、外国企業とのメールやチラシなどを理解する問題が多く出題されていますよね。
TOEICは日常生活に必要な英単語や文章はあまり必要とされず、ビジネスシーンに特化した英語力が試されます。
つまり、会社や学校でプレゼンなどの議論を行う際には活用できますが、留学の大半を占める日常生活にはあまり効果的だとは言えません。
ちなみに、TOEICに出てくるようなチラシやメールの読み取り問題は、数をこなしたり対策をとる事で簡単に成績向上が期待できます。
ボクは今の仕事で英語を使う事はないので、TOEIC単体の勉強をしておらず、未だにスコアは伸びていませんが…。
もちろん、TOEICのスコアが良ければ就職活動や昇進につかえるケースが増えるので、良いスコアであれば良いのは事実です。
一方で、留学中は現地の人とコミュニケーションを取る事が多いです。
そんな時に必要なのは、ビジネス英語よりかはドラマや音楽などで耳にする英語です。
長くかしこまった文であっても会話は成立しますが、会話のリズムはどうしても悪くなってしまいます。
特にボクのように流暢な英語を話せない方はかなり難しい会話となってしまいます。
そのため、無理をして長い文を話さず、数単語でもサッと返すことが出来れば、会話のリズムも良くなりコミュニケーションもとりやすくなります。
ボクは元々勉強が好きではなく、勉強の代わりにドラマや音楽を聴く機会が多かったので、簡単なコミュニケーションに苦戦する事は少なかったです。
また、TOEICはアメリカやイギリスのような英語を母国語とする国の発音でのリスニング問題があります。
しかし、世界中の国の中で、公用語が英語の国はそこまで多くはなく、国によっては英語だけど発音の訛りが強い所が多いです。
そういった国への留学では英語を話されても自分の知っている英語とは違って聞こえるので、対応が難しくなります。
ボクが留学したガーナも公用語は英語ですが、訛りが強く、アメリカ出身の友人でさえもガーナ人の英語を聞き取るのに苦労していました。
こういった経験から、ボクは「英語学習=TOEIC」の勉強とするのはオススメできず、海外生活だけの場合はTOEICは必要ないと考えます。
海外生活のための英語力向上に何が必要なのか
当たり前の事ですが、英語は言葉であり、コミュニケーションの道具です。
「パソコンスキルを向上させたいならパソコンを使ってみる」というように、人の作った道具を使いこなし上達するには、実際にどれだけ自分がやるかが大切です。
また、ネットサーフィンしかしたことのない人がエクセルやパワーポイントをいきなり使いこなすことは出来ず、そのスキルを磨きたければ、そのスキルそのものを学ぶほか道はありません。
海外生活を考えてみると、現地の人との会話が生活の大部分を占めます。
その会話をできるようにするには、「実際に現地の人と会話する」もしくは「会話を疑似体験してイメージを作る」くらいだと思います。
つまり、TOEICや学校のテストが良くできても、日常の英語力がない人の多くはネットサーフィンだけしかしておらず、エクセルやパワポが使えない人と同じ状態だと言えます。
では会話を練習するにはどうすればいいのでしょうか?
一人でも簡単にできる英語力の向上方法
英語が苦手な方のほとんどは「会話を練習すると言っても、相手がいないとできない」「英会話塾は高いし近くにない」というと思います。
そんなことはありません。
「実際に現地の人と会話する」という練習は格安のオンライン英会話や外国人の友達を作るアプリを使えば日本にいながらもできます。
しかし、これらはシャイな方では中々ハードルが高いと思います。
ボクがオススメできる方法は、「海外ドラマ」と「英語で独り言」です。
海外ドラマは色んなサイトでも薦められていますが、外国人の会話を疑似体験できるので、繰り返し見るだけでも英語力は向上すると思います。
そして英語で独り言はドラマから学んだ語彙やフレーズを使って、自分の日常生活で思ったこと感じた事を言語化する練習になります。
少なくとも、ボクは大学時代にこの2つだけを英語力アップのためにやっており、そのおかげで留学中の生活はほぼ不自由なく過ごせました。
別の記事ではMusyaが英語学習にオススメする海外ドラマを紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。
まとめ
今回はTOEICのスコアがそこまで高くないボクが、TOEICのネガティブキャンペーンのような記事を書いてしまいました。
とは言っても、英語の苦手な人がTOEIC勉強だけをすることに関しては元々否定的な意見を持っています。
皆さんには、英語を勉強科目として捉えず、色んな人とのコミュニケーションを楽しむ道具だと考えてほしいと思っています。
楽しんで少しずつ英語力が向上していくと、ある時に「もう少しできたら会話の幅が広がるな」と思う時が来ます。
そうなってからTOEICのような勉強で英語力をブラッシュアップし始めた方が、自分のモチベーションも作りやすくなると思います。
ボクはまだブラッシュアップし始めたばかりですが、英語の苦手意識は全くありません。
「習うより慣れよ」という言葉が外国語学習には最も似合うと思います。
海外生活をしている自分をイメージして楽しみながら英語に触れてみてはいかがでしょうか?