ガーナ大学への研究留学を経て農学修士号を取得。1年のガーナ生活を活かして、ガーナ生活と留学について発信中!

ガーナで停電・断水は当たり前!困らないための対応策を紹介!

こんな人におすすめ

  • ガーナへ留学予定の方
  • 停電・断水が海外生活で不安な方
  • 日本とガーナのライフラインの違いを知りたい方
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ガーナのライフラインは遅れてる?

冒頭でもお話したように、ガーナでは停電・断水がよく起こります。

日本で停電・断水というと災害を想像する方が多いと思いますが、それは日本のライフラインがかなり発展しているが故のなのです。

つまり、ガーナでは日本のような災害は少ないにもかかわらず停電・断水が頻繁に起こるのはライフラインが発展していないからです。

ガーナの国土は日本の約3分の2にあたる約24万㎢ですが、人口は3分の1以下の約3000万人です。

人口密度が日本よりも小さく、人々は国内に分散して生活しています。

それに加え、国内総生産(GDP)は日本の4.9兆ドル(2018年)と比べて、655.6億ドル(2018年)とかなりの開きがあります。

このような情勢の中で、日本と同程度のライフラインを作り上げるのはかなり困難だと言えますね。

しかし、ガーナでは日本と違ったライフラインの仕組みを作る事で、この問題に対応しようとしています。

それは、プリペイド式の電力供給・家庭ごとの貯水タンク整備です。

プリペイド式の電力供給は、文字通り事前にお金を払った家庭にだけ電気が通る仕組みです。

これにより狙った場所にだけ送電すればよいので、負荷を抑える事ができ、安定供給ができるのでしょう。

家庭ごとの貯水タンク整備は、上水道ではなく家庭の貯水タンクに水を直接運搬する事で、家庭ごとの水管理ができ地域全体で断水になるのを防ぎます。

以前の記事でガーナの水事情について詳しく紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

一見するとよくできた仕組みだと思いますが、実際は頻繁に停電・断水が起こるように、欠点がいくつかありました。

ここからは停電と断水を分けて、それぞれの欠点と困らないための対応策を紹介していきます。

ガーナで停電が多い理由と対応策

雨季のスコールではしばしば木や電柱が倒されて停電になる事があります。

ガーナで停電は1日に1度あるかないかの頻度で起こります。

その時間は数分の時もあれば、数十時間、日をまたぐ場合もあります。

首都の中心部へ行くほど停電の頻度は下がりますが、ボクの住んでいた首都郊外や北西部のアッパーウエスト州はまあまあの頻度で起こっていました。

理由は簡単で、ガーナは電力の安定供給が完全に出来るようにはなっておらず、システムの不安定さのために計画停電をする事が多々あるからです。

計画停電と言っても、事前に知る事はできず、日中の電気が無くても明るい時間帯にされるようで何度も実験が中断してしまうことがありました。

また、雨季のスコールなどで断線する事も多く、朝起きたら電柱が折れて倒れて停電する事もありました。

自然の力は制御できませんが、技術的な問題はできるだけ解決してもらわないと、電気が来て当然と思うボク達日本人にとっては辛い物がありますね。

もう一つの理由は料金の未払いです。

プリペイド式のため、電気料金を先に払っておかないと絶対に停電は直りません。

ボクの住んでいたアパートでは代表者がまとめて払っていましたが、「集金が終わらずまだ払っていない」と言われ、2日間停電が続きました。

そんな停電の対応策は予備バッテリーを持っておくことと、電気を使わなくてもできる事を用意しておくことです。

すごく当たり前の事ですが、渡航前から考えておかないと、いざ停電になった時に困ったりイライラする原因になってしまいます。

ボクは研究留学をしていたので、ほぼ毎日パソコンを使っていました。

ノートパソコンはバッテリーがついているので、停電ですぐに切れる事はありません。

ボクの場合は運が悪く、留学して早々にバッテリーの寿命が来て使い物にならなくなったので、パソコンのバッテリーは新しくしておくか、予備を持って行くかをおすすめします。

ガーナでも同じ型のバッテリーを買えたのですが、30分も持たない不良品のバッテリーだったので、現地で買えるだろうという考えはやめた方がいいかもしれません。

また、普通のバッテリーでもいいですが、ガーナは陽射しも強いので、太陽光充電のできるバッテリーがあると、全く電気の通っていない地域でも活動できるのでおすすめです。

活動場所によっては2日、3日スマホが使えない場合もあるそうです。

もう一つの対応策として電気が無くてもできる事をするとあります。

対応できていないようにも聞こえますが、実は最も大事なことではないかと思います。

スマホやパソコンばかりに頼った生活をしていると、それがないだけでかなりのストレスが溜まってしまいます。

海外生活で最もやってはいけない事はストレスを溜めて精神的に参ってしまうことだと思うので、色々なジャンルのできる事を考えておくといいと思います。

ボクは1人でいたい時が多いタイプなのですが、停電時は外に出て現地の人と積極的にコミュニケーションを取るのが好きという人は、停電のストレスは心配ないように思います。

また、停電以外にも電力の不安定さから過電圧が起こりやすいことも注意する必要があります。

電化製品によって異なる対応電圧の範囲が少ない場合、日本基準の製品は壊れてしまうことがあるので、持って行く前には範囲に幅のある製品を選んでおくことをおすすめします。

ガーナで断水が多い理由と対応策

家庭に設置している貯水タンクは断水の予防にも原因にもなります。

ガーナには上水道の代わりに貯水タンクが各家庭に設置されています。

上水道が整備されている地域もあるかもしれませんが、ボクの住んでいた地域はすべてこの貯水タンク方式でした。

水道業者が水を運搬し貯水タンクに溜めておくため、水道管を町中に設置する必要はなく、地域全体が断水になるという事はありません。

また、タンクが黒く、日中は陽射しも強いため、シャワーに温水設備はなくてもお湯が出てきます。

朝や夜は冷たいですが。。

ここまでは良い事が多いように聞こえますが、タンクが空になってしまった場合はもちろん部屋の蛇口から水が出る事はありません。

また、家の水道そのものが壊れていても水はでません。

非常用のバケツで断水になっても2日程は何とかなります。

そんな時のために普通の家には室内に非常用のバケツがあり、業者が水を運ぶまで、水道が直るまでをしのぎます。

アッパーウエスト州で住んでいた時は不幸な事に、非常用バケツがない部屋で生活していたため、水道が壊れた時は、外まで汲みに行っていました。

3ヶ月近く修理されなかったため、毎日外に水を汲みに出て、洗濯に使用した水をトイレの水に使ったりと、大変だった日々は良い思い出です。

まさか、留学に行って100mくらいですが水を運ぶ生活をするとは夢にも思っていませんでした。

断水時に備えて非常用バケツは不可欠で、滞在する部屋にない場合は必ず買いに行きましょう。

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まとめ

今回は停電・断水について原因と対応策を紹介しました。

日本では災害のイメージが強いですが、ボク自身経験が少なく、ガーナで体験した時はかなり辛かったです。

当たり前にあると思っているもの程、無い時にはどうしたらよいか分からなくなってしまいます。

ガーナでは日常茶飯事である停電・断水に右往左往する事なく、落ち着いて対応できるように日々の生活から事前にできる事をやってほしいですね。

停電・断水に一喜一憂しなくなった時に初めて「ガーナに慣れたな」と感じられたので、最初の試練だと思って楽しんでほしいです。

現在のガーナでは、現地の企業だけでなく、日本の企業も協力しライフラインの整備のために日々奔走されています。

近い将来には停電・断水が無くなっているかもしれませんね。

留学中の生活をもう一度やれと言われたら躊躇しそうですが、ライフラインが安定した時にはもう一度生活してもいいかなと思います。

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