こんな人におすすめ
- ガーナや他のアフリカ諸国に留学を考えている方
- ガーナでの生活費がいくらか知りたい方
- あわよくば、ガーナへ移住使用と考えている方
ガーナ留学1カ月目の振り返り

ボクは4月1日に日本を出発し、4月2日からガーナでの生活がスタートしました。
日本円にしか馴染みの無かったボクは、ガーナの通貨ガーナセディ(単位はGHS、cedis(セディ)のどちらかで表記される)を使ってお金の管理をすることが難しいと感じ、スケジュール帳に日々の収支を記していました。
留学当時のレートは1セディ=約25円だったのですが、帰国時には1セディ=約20円にまで下がっており、現在は1セディ=約18円(2020年6月26日時点)になっています。
本記事ではわかりやすくするために、1セディ=20円として話を進めていきます。
1カ月目は初期費用として携帯の端末代や日用品に多くお金を使いましたが、交友関係も狭く、まずは生活に慣れることに重点を置いていました。
そのため、日曜日以外は滞在先であった大学の付属農場からあまり出ず、外食も少なかったので、生活費はあまりかかりませんでした。
長期間滞在する方は特に費用が似通うと思うので参考になると思います。
それでは、もう少し詳しく見ていきましょう。
1カ月目のガーナ滞在費は?

農場の宿は1日50セディ(1,000円)が29泊(2日~30日)で、1,450セディ(29,000円)でした。
光熱費、水道代が込み、大学の敷地内でセキュリティーが高いことを考えるとそこまで高くはないと思います。
ガーナの首都でこの価格なので、東京と比べるとかなり安く、地方の県庁所在地くらいの家賃ですね。
市内のゲストハウスと同じくらいの値段ですが、ガーナ人が利用する宿の中では少し高い価格だそうです。
ボクの滞在中にも数名の宿泊者がいましたが、服装からしてお金を持っている印象がありました。
基本的にセキュリティー面から宿の周りには塀があり、門限も決められている場合があるので、夜に出歩く場合は注意が必要です。
市内には観光客向けの宿泊施設が沢山あり、リゾートからバックパック用まで価格帯も広いですが、最低でも50セディはかかります。
ガーナ料理ばかり食べた場合の食費は!

食事は基本的に宿の管理人さんに作って貰い、自分の部屋で食べていました。
それで食事代は1週間で100セディ(2,000円)、約4週間分で400セディ(8,000円)でした。
レストランで食べても1食に5セディ~10セディはかかるので、部屋までもってきてもらえる、食べられる辛さに調節されている事を考えると安いです。
首都アクラにはガーナ料理以外にも多くの外国料理レストランがあり、価格も日本とあまり変わりません。
それらは外国人向けの価格になっているので、ガーナ料理以外を食べたい方はもう少し食費が必要になります。
費用面以外でも辛い物が苦手なボクが少しずつ慣れるように好みや量なども聞いてくれたのは生活する上で大きな支えとなりました。
日本に帰国した今は、たまにガーナ料理が食べたくなるようになってしまうほど、体に影響を与えてくれましたね。
ガーナ料理について知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
日本との連絡に必要な通信費は?

1カ月の携帯代は本体が130セディ(2,600円)、データ代が95セディ(1,900円)でした。
ボクのスマホは日本にいる間にSIMフリーに対応させていなかったので、携帯本体を買う必要がありました。
今考えると余計な出費だったので、まだSIMフリーでない方は出発前に変更しておくことをおすすめします。
ガーナの通信事情については後日詳しく紹介しますが、プリペイド方式の契約で通信量を定期的に買う必要がありました。
1カ月目は契約方法がわからなかったり、電波の悪い場所が多く、あまりネットを使用しなかったので安く済みましたが、留学の中盤くらいからはデータ代は2倍程になりました。
費用には関係ありませんが、日本と異なり、都市部から離れると電波が入りづらい場所が多く、キャリアによっても変わってくるので、値段だけで選ばずに滞在する地域で使いやすいキャリアにするのもポイントです。
日本よりは物価の安いガーナですが、通信費に関しては同じくらいか、質も考えるとかなり割高だと感じました。
その他の雑費は?

雑費は約800セディ(16,000円)で外出時のタクシー代や交際費、お菓子代、飲み物代に使用しました。
1カ月目はあまり外出はせず、近くのお店しか知らなかった事もあり、雑費は少なかったです。
しかし、滞在先が郊外であったため、市内へ行くのにトロトロ(バス)でなくタクシーを使うと1往復で100セディ(2,000円)近くかかりました。
移動の多い方や時間に制約がある方はトロトロよりもタクシーを使う事が多くなると思いますが、ボッタクリや適正値段がわからない場合があるので、ガーナで利用できるUberを事前にインストールしておくと費用を抑える事ができます。
お菓子や飲み物代は現地の人が買うことも少なく、日本より割高で販売されています。
輸入品が多い事が要因ではありますが、日本と同じように生活したかったボクには必要で、回数は減らしたものの、結構買って食べていました。
ボクの場合はお菓子や飲み物でしたが、何かしらの嗜好品を買う場合は日本と同じ価格帯の物が多く、費用もかかります。
安く抑えようと思えばできる部分ではありますが、ストレス解消にもなる部分なので無理はしないようにしましょう。
まとめ
4月の合計は2,832.5セディ(56,650円)で1日当たり約97セディ(1,900円)でした。
全体的にはアクティブな活動は少なかったので、ある程度節約しながら生活できたと思います。
これを基準に考えると、ガーナで1カ月生活するためには最低3,000セディ(60,000円)は必要だと思います。
ボクは学生として滞在したので、大学の安い施設を使えましたが、外国人がガーナで暮らすとなるとセキュリティーの高い場所に住むのが一般的だと思うので、これよりもさらに費用は掛かります。
それくらいお金に余裕のある人か、現地へ完全に溶け込めるという人でないと、長期間住むのは大変そうだなと思いました。
また、短期の留学や滞在となると、通信費や雑費が減る分、宿泊費やお土産代などが余分にかかります。
外国人に対しては過剰な値段で吹っかけてくる商売人が沢山おりますので、気をつけないと物凄い費用になるかもしれません。
アフリカは新興国が多いから、滞在費は安く済むと考える人が多くいるように思いますが、このようにお財布事情は中々にシビアかなと思います。
ガーナ行く予定の方は、ボクの1カ月の費用を参考に、より詳細な計画が立てられると思うので、ぜひ試してみて下さいね。